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ジャニーズ事務所はなぜ『週刊女性』と険悪になったか [スキャンダル]

ジャニーズ事務所やジャニーズタレントのスキャンダル記事といえば、『週刊文春』『日刊ゲンダイ』『東京スポーツ』『FRIDY』『サイゾー』、かつての『噂の眞相』や鹿砦社の出版物などが思い浮かぶ。

一方、ゴシップ好きな女性週刊誌は、同事務所の御用雑誌のような仕事をしているとの印象が強い。

なぜなら、ジャニーズタレントが売り上げに直結するからだろう。

中高年サラリーマンや男性読者を対象とする雑誌に比べて、タブーとせざるを得ない台所事情があるのだ。

ところが、その中でひとつだけ例外がある。『週刊女性』(主婦と生活社)である。

同誌が、ジャニーズタレントのスキャンダルをバンバンすっぱ抜き、ジャニーズ事務所とは何度も訴訟沙汰になっているのはファンはみな知っていることである。

では、同誌が最初から『週刊文春』らと同じスタンスだったかというとそんなことはない。

『週刊女性』はもともと、他の女性誌以上にジャニーズ事務所広報誌としての記事を書いてきたのである。

それが、2000年8月22・29日合併号に突如、「独占スクープ!錦織一清金銭訴訟」と題された記事を掲載。記事の上では、それががきっかけとなり、対立するようになったと言われている。だが、現実には両社の亀裂にはもっと根深い要因があったといわれている。

それは、主婦と生活社の発行する別の雑誌、『JUNON』をめぐる争いである。もともと同誌は、『週刊女性』以上にジャニーズ側の意向に沿って作られる広報誌としての性格が強い雑誌だったが、その中で同事務所の要求がエスカレートしたことが原因というのだ。あるプロダクション関係者がこう話す。

「表向きは錦織の記事が原因ということになっていますが、実際には、主婦と生活社の『JUNON』が主催する美少年オーディションが、ジャニーズの痛にさわったのでしょう。武田真治や袴田吉彦ら俳優路線を歩むならまだしも、『w-inds』といった女子中高生向けの歌手グループが出てくると、ジャニーズも黙ってはいられない。最初は『JUNON』のなかで、『同じページにジャニーズのタレントを載せない』、『ジャニーズの扱いを大きくする』といった微調整で済んでいたのが、そのうちオーディションそのものを中止するよう要求してきたんです」

さらに2001年9月号における香取慎吾が登場した企画には、その後ろのページにDA PUMPの広告を載せて同事務所を怒らせた。もっとも、香取の企画は11ページまでで、広告が14~15ページに掲載されており、すぐ後というわけではない。それでも『JUNON』は編集者や幹部クラスが謝罪に出向いたが、同事務所は聞く耳を持たずカレンダーの権利まで引き上げてしまった。

カレンダー利権というのも、業界では誰でも知っていること。

肖像権管理もシビアな同事務所では、「どこの社が誰のカレンダーを発売できるのかは、ジャニーズサイドの恣意的な判断によって決定されることが多い」(『サイゾー』2005年3月号)仕組みになっている。

カレンダーは、この出版不況にあってほとんどが完売になるほどの手堅い人気を誇るのだ。

それを引き上げられたことで、同誌はジャニーズで得られる収入がアテに出来なくなったので、ジャニーズ関係のスキャンダルをタブーにする必要もなくなった。

また、そうしたゴタゴタから、蜜月が一転して一気に憎しみになって、スキャンダル暴きに力が入ったということもいえる。

親しい友達ほど、諍いが発生するとドロドロするわけだ。

この続きはこちらで>>


『ジャニーズスキャンダル調書』(鹿砦社)
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