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木村拓哉ドラマが、公明党との関係を疑われた! [スキャンダル]

ジャニーズタレントの中でも、視聴率男の異名を取っていた木村拓哉。

今回の『月の恋人』でミソをつけ、キムタク時代終焉か、などと叩かれているが、豪華な出演陣と派手な宣伝の割りには、以前のような爆発的な数字が取れない、というのはすでにこの作品から始まっていた。

2007年1月~3月まで放送された「日曜劇場・華麗なる一族」は、山崎豊子の小説『華麗なる一族』を原作とするテレビドラマ。しかし、原作の設定を大幅に変えて、原作では主人公・万俵大介の長男・鉄平を中心にした構成にした。その役を演じたのがキムタクこと木村拓哉である。

ま、要は中高年にはお馴染みの小説を、「キムタクのドラマ」として放送したわけだ。しかも、開局55周年記念番組と銘打って、多くの役者が脇を固めてとことんキムタクを支えた。その結果、平均視聴率は関東23.9%、関西30.4%(ビデオリサーチ社)。

Web掲示板では、放送が終了しても賛美し続けるファンもいたようだが、一部には「重厚なドラマと思っていたら豪華キャストの昼ドラだった」などといわれるように、随所に見られる安っぽさや安易さを突っ込む箇所も少なくなかった。

中には、サブリミナル的手法が疑われる特定政党の政策の刷り込みと指摘された箇所もあった。

2007年2月25日に放送された第7回「悲劇の高炉爆発」に登場した街頭新聞売りのシーンがそうである。

「西日新聞」という架空の新聞の一面記事に、「公明党も『非武装中立』」と実在する政党名が明記された。

実在する政党名となると、「『意図的にサブリミナル編集したのでは?』と疑問の声が噴出するのも無理はない」(「東京スポーツ」2007年8月18日付)事件だった。

ドラマに使われた新聞を見ると、「西日新聞」の第一面に事故を伝える記事(高炉ガス漏れ、5人死亡)の隣に、「公明党も『非武装中立』」という見出しが出ている。

公明党という政党が実在するのは、いくら政治に無関心そうなキムタクファンでもわかるだろう。しかし、「東日新聞」というのは、あくまでもドラマ用に作った架空の新聞名である。

そして、実はこの「公明党も『非武装中立』」というニュース自体は当時事実だったのである。

つまり、フィクションのドラマでかつ架空の新聞であるにもかかわらず、公明党の記事だけが本当のことだったわけだ。

もっとも、これだけなら、「新聞名だけ架空にして中身は当時本当にあったニュースを再現したのだ」という言い分があるかもしれない。

しかし、ドラマでは「高炉ガス漏れ事故」は1月7日午後8時50分頃起こったことになっているから、新聞は1月8日付のはずである。ところが、実際の「公明党非武装中立」の記事は1968年1月1日付の新聞に掲載されている。

1月8日付の新聞記事をリアルに再現するのに、なぜ1月1日のニュースを載せる必要があるのか。

さらに、公明党の記事は1968年1月1日付「朝日」によると第2面であり、決してその日に限ってもトップニュースではない。同じ2面には「(佐藤栄作)首相が念頭記者会見 参院選争点に安保」という記事がある。

総理総裁の意向と、野党第一党ですらない公明党の方針では、どちらのニュース価値が大きいかは議論するまでもないだろう。

要するに、日付も違えばニュースバリューもさして大きいとは言えない記事を、わざわざフィクションの中に出てくる架空の新聞で、当時以上に大きく再現しているわけである。

この強引さに対して、意図的なものを疑う違和感やクレームが出てくるのは当然のことであろう。

しかも、TBSは在京キー局で唯一新聞社との関係が薄い放送局だが、他のキー局と新聞社の組み合わせ(系列)の事情や、自らが出資していることなどから、毎日新聞と提携・協力関係にある。

そして、毎日新聞といえば、同社の印刷を行う東日印刷は聖教新聞・公明新聞の印刷も請け負っている。77年に襲った経営危機の後、収入源として聖教新聞の印刷を一部請け負ってからは、同紙は創価学会関連の記事や広告が比較的多いといわれている。

そこから、今回の「強引なニュースの再現」があったと見る向きは少なくない。

では、なぜ公明党が「非武装中立」であることを強引に再現する必要があるのか。

それは、当時の自公連立政権の方向性と創価学会員の不安や不満が関係していると指摘された。

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