稲垣吾郎の脇役ぶりが注目されている！

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稲垣吾郎の脇役ぶりが注目されている！　[リリース・番宣] [編集]

“月9”ドラマに3クール連続でジャニーズタレントが出演。といっても主役ではないようだ。稲垣吾郎のことである。

稲垣吾郎が月9で新境地！ワルで嫌なヤツ
サンケイスポーツ 9月24日(金)7時52分配信

SMAPの稲垣吾郎（36）が10月18日スタートのフジテレビ系月9ドラマ「流れ星」（月曜後9・0）で、“悪人”を演じることが23日、分かった。

　主演の竹野内豊（39）と切ない純愛を繰り広げるヒロイン、上戸彩（25）の兄役で、借金を重ね、金のためなら妹の幸せをもぶち壊す極悪非道なだめんずを演じる。

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　稲垣といえば、25日公開の映画「十三人の刺客」（三池崇史監督）で家臣を次々と殺す暴君を怪演。繊細で優しい“吾郎ちゃん”のイメージを突き破り、演技派の新境地を開拓しているところで、再び、だめんずに取り組むことに。

　「流れ星」の中野利幸プロデューサーは「稲垣さんは、苦しめたくないのに妹を苦しめてしまう、とことん情けないけど、人間くさい役どころ。魅力的な『悪人』を演じてほしい」と期待を寄せる。

　兄のために風俗で働くことになった妹から、容赦なく金をせびる半面、非常に気が弱い一面も持つ男を演じる稲垣は「ドラマの中のスパイス的な存在として登場するので、その役割をちゃんと果たしたい」と意欲十分。「かわいそうな部分や同情する部分もあるけど、『また出てきたよ』みたいな嫌なやつなので、僕の登場シーンならではの音楽があったらいいな（笑）」とおねだり発言まで飛び出すほど、ワルの演技を楽しみにしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100924-00000031-sanspo-ent

要するに、稲垣吾郎は脇に回ることで、今度は存在感で勝負するわけだ。

思えば、稲垣吾郎がピンで注目されたことといえば、例の公務執行妨害事件と、菅野美穂との“永すぎた春”ぐらいだ。

それが、今年に入ってからは、悪人役で注目されるようになった。『十三人の刺客』の三池崇史監督は、第67回ヴェネチア国際映画祭での記者会見でこう語った。

「きっとアイドルは悪役をやらないから意外だったという質問の意図だと思うんですけど、彼がふさわしいと思ったから選びました。稲垣さんは、SMAPの中でも特殊な存在で、グループの中でトップでもないし、ほかの活動を盛んにしているワケじゃない。でも重要な一員として存在している。その屈折した魅力が役にピッタリだと思ったし、稲垣さんの存在そのものが映画に生かされたと思う」

稲垣吾郎のSMAPにおける立場をかなりリアルに指摘しているが、今度は「極悪非道なだめんず」である。

かつて出演した『踊る大捜査線』でも、悪役を演じた稲垣。無理して主役をとって叩かれるより、脇に回って存在感のある役に徹することで、今後の芸能界に生き残れる自分の立ち位置を確立できるかもしれない。

稲垣吾郎の脇役ぶりに注目しよう。

SMAPのデビューからこんにちまでの歩みは、『永久保存版 SMAP二十歳』（鹿砦社）で全てが網羅されている。ファンならずともご一読をお勧めする。