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キムタクの『ヤマト』は果たしてどうなる?(後) [リリース・番宣]

キムタクこと木村拓哉の新作映画『ヤマト』はすでに完成。興行収入が注目されている。

2007年の『HRRO』は、派手な前宣伝のわりに、目標の半分しか到達できなかった。

しかし、考えてみれば、これは木村の作品において定着しつつあるパターンでもある。

木村といえば、この前には話題のテレビドラマ「華麗なる一族」に出演したが、こちらも有名な原作と豪華な脇役陣に支えられてやっと「高視聴率」を達成。

しかし、その途中では事務所後輩の松本潤が出演する「花より男子2」を下回ることもあった。「武士の一分」も、山田洋次監督という偉大なるブランドによる話題作であるにもかかわらず、同じSMAPの草なぎ剛が出演した「日本沈没」に興行収入で敗れてしまった。

要するに、ジャニーズ事務所という強力なバックグラウンドに守られて、たとえ誰が出演したとしても人気注目作品になれるようなお膳立てをしてもらったにもかかわらず、結果は「やるだけやった割にはやっと合格点」しかとれていないのである。

少なくとも、木村は俳優として修羅場をくぐって演技力で這い上がってきたタレントとは言い難い。過保護の極みと高コストのお膳立てでやっと面目を保つ。見方によっては、こんなに費用対効果の悪い俳優はいない。

とくにここ最近の木村サイドは、「高視聴率」と俳優としての実力のギャップに悩んでいるのか、もしくは、「上げ底」を自覚してイメージだけは大物にしなければならないと腹をくくったのか、ちょっと常識的でない態度をとっている。

2007年2月に授賞式が中継された「第30回日本アカデミー賞」について、木村は前年12月の各賞発表の時点で、「優秀賞のほかの皆さんと最優秀賞を競わせたくない」との理由で主演男優賞のノミネートを辞退した。

一説には、日本テレビが同賞を中継する時間帯の裏番組(TBS)に、中居正広の「金曜日のスマたちへ」や「花より男子2」などがあるため、所属タレントの出演番組が同じ時間帯にかち合わないよう調整しているジャニーズ事務所の方針で辞退したともいわれる。

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しかし、“あの”ジャニーズ事務所のことだ。もし、同賞に対する意欲や敬意があって本気で賞を取りに行くのなら、逆に中居らの番組を「『対話』と圧力」で一回飛ばすことぐらい思いつくのではないか。

『武士の一分』については、原作本写真掲載拒否事件というのもある。

木村拓哉が主演した作品でありながら、映画公開に合わせて文藝春秋社から発売された原作本である藤沢周平の『隠し剣秋風抄』には、推薦のオビに木村の名前だけで写真が掲載されていない。

「かつては、出版社も所有している原作を映画製作会社に渡すだけだったんですが、ここ数年は映画ビジネスにも積極的に参入しているんです。当然、原作本の文庫本を売ることににも力を入れてます。その方法として、主演の推薦文と写真を載せて映画公開と合わせて文庫本を発売。映画もヒット、本の売り上げも伸びるという相乗効果を狙うんです」(出版プロデューサー)

『世界の中心で愛を叫ぶ』や『今、会いにいきます』、それに『電車男』。今年に入ってヒットした映画『嫌われ松子の一生』などはいい例だ。

要するに、指名してくれた山田監督に後ろ足で砂をかけるような真似をしてしまったわけだ。

今回は、そのようなことのないように願いたいものである。

木村拓哉の映画出演を巡るゴタゴタはコチラ>>
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